栃木ＳＣの新井社長が勇退へ 「J2昇格で区切り」

今季からＪリーグ２部（Ｊ２）に参戦する栃木ＳＣの新井賢太郎社長(74)が、今期限りで退任の意志を固めていることが十九日分かった。四月中旬の株主総会で退任が正式に決まる見通し。下野新聞社の取材に対し、新井社長は「Ｊリーグ昇格で一つの区切りが付いた。このタイミングで後進に道を譲るのが、一番自然な形だと思う」などと述べた。

　後任は未定だが、水面下では県内経済界から人選が行われ、既に県経済同友会関係者を対象に最終調整段階に入っているとみられる。

　新井社長によると、退任を決意したのは今年一月。既に複数の関係者らに辞意を漏らしているほか、十八日の県経済同友会の会合でも辞意を表明した。

　新スタジアム問題や後援会組織づくりなどについて「やり残したことはあるが、『男の美学』としてきれいに身を引きたい。今後はサポーターとして、いつまでも栃木ＳＣを応援したい」と話した。

　新井社長は国内外で自動車関連企業などを経営。二〇〇六年六月、チームの株式会社設立と同時に初代社長に就任した。

栃木SCにはまだ社長の力が必要。
やめないで欲しい･･･。